一時期、過去のいやなことたちは忘れていったかのように薄れていったかのように思えていたのだけれど今になってここにきてやたら思い出すようになったりぶりかえしてきた。ほんといいかげんにしてほしい。そういうのがあると予兆みたいにあの男にばったり出くわすというのがおととしまでに何度かあったので今度はほんとうにもう二度と出会わないでいたい。昨日、ひさしぶりに休みで生活のリズムがくるったからかなかなか寝付けずにいたら怒涛のように思い出して嫌悪感だらけになった。もう忘れていたいろんなことまで。ほんとうにあの男にかかわることはすべてわたしの人生の汚点でしかない。はじめから生理的にうけつけなかったのになんで受け入れてしまったんだろうと悔やまれてならない。そこで道をまちがえなければあんなに長く傷ついたり苦しんだりして年月を過ごさなくてすんだはずなのに。はやく幸せな気持ちで毎日を過ごせる日がきてほしい。とりあえずおだやかな気持ちで暮らせていられれば。やっと寝られたときは悪夢のような夢を何本も見続けたかんじで結局今日は寝不足でつらかった。雪も落ち着いてきたりして春の気配がするのにいつも三月はいちばん重たい気持ちになるような気がする。なぜなのかはわからない。相手がほしいなと思いつつも誰かをちょっといいなと思ってもすぐに冷めたりするしやりとりしてるのがめんどくさくなる。というかなにもかもめんどくさくなる。男に裏切られて深い傷を負ったからもう男のひとを心から信用できないのかもしれないし本気で好きになれないのかもしれない。そういう気持ちになれるひとに出会ってないだけかもしれないけどもう出会えないのかもしれない。