雨。すこし前まで一緒に仕事してたりしたひとが亡くなった。62歳。死因は肝臓がん。前に一度手術をして内蔵をきりとってしばらく休んで9月ごろにまた病院はいるからってそして11月には定年退職になるから普段は別のフロアにいるけどわたしたちのところにきて次のひとへの引き継ぎの用意をしてたのがつい最近の話しでたしかに手術をしたあとは前ほど元気そうではなかったけれどでも今までがびっくりするほど元気でしゃきしゃきしていたしそれでもしゃきしゃきさはあまりかわりなく見えたので突然のことにびっくりした。よくわたしの机をあけて勝手にあめとかを食べたりするし食べたあめのごみを放置するのでおこってたけどこんなことならけちらずにいくらでもあげればよかったな。たまにはわるいと思うのか引き出しにおかしを補充してくれたこともあったのに。亡くなったことを聞いたのも偶然にもそのひとにもらったのどあめがいつまでたってもなくならんしもって帰ろうかなと考えてた直後だった。それでもわたしのまわりではもしかしたらわたしがいちばんなかよくしてたのかも。あまりに突然すぎて実感がわかない。ただただご冥福をお祈りしたい。

そういうわけでのどあめが形見のようになってしまうなんて。帰りがよく一緒になるおじさんと普段はわすれがちだけどやっぱり健康がいちばんだよなという話をしみじみとした。先はどうなるかなんてわからない。こういうことがあると余計に今を大事にしなきゃなあとか思う。